今回お知らせするのは、café atに体験実習をされている方の調理実習の様子です。
寂しいことにもうすぐ卒業で実習をすることが難しくなる時期になりました。ご本人と話をして、したことのないことを実習しようということになりました。「包丁を触ってみたい」との本人からの要望がありました。そのため、今回は厚さも関係なく、危険が少ないものを考えました。切って焼くだけの「ドライリンゴ」です。
レシピ
リンゴ1個→芯を抜き、1cm程度に切る。(今回は3個分作成しています)
砂糖適量→切ったリンゴ全体に行き渡るくらい。
作り方
切ったリンゴに砂糖を全体にかけて20分程度置きます。水気が出てくるので水気をよく切って鉄板に並べます。150~160度くらいで30分から45分程度焼く、焦げ目がつかないように注意してください。時間になったらオーブン内で常温になるまで置き、乾燥させます。乾燥したら完成です。
冷蔵庫なら一週間程度保管がききます。そのまま食べてもおいしいし、パンにのせ少し焼いて、シナモンを振って食べてもおいしいです。とても万能性が高い食材です。
調理に入る際の被服の整えは完璧でした。三角巾に髪の毛をきれいに入れ、エプロンをつけてと。
初めての実習の時は、三角巾から髪の毛が出ていたり、エプロンのひもを結べず、ひもが肩からずり落ちたりとありましたが、これまで実習をしてきて、自分で整えられるようになりました。さて、調理実習開始です。包丁の握り方や手の位置、前に屈みがちな姿勢をのばしてもらう。初めて包丁を持つとのことでしたので、手が小鹿のようにフルフルしていました。なので、一度包丁を置いてもらい深呼吸。お手本を一度見てもらい、恐怖心を減らしてもらいました。その後は、一枚一枚丁寧に包丁を入れ切っていただけました。
切ったりんごを鉄板に並べ、オーブンに入れて焼きました。できあがったものは、café atのお客様に提供しました。自分が調理したものを一般のお客様に食べていただいたのが、本当にうれしい様子がわかる表情をされていました。体験実習もcafé atオープン当時から数名の方にご利用していただきました。実習生が成長している様子がわかることと、その様子をお客様が見てほっこりしている様子がcafé atスタッフのモチベーションUPに繋がります。さらに、その様子を見たお客様が口頭でもほめていただくと、良いことのサイクルが生まれます。今後もチャンスがあれば実習を続けていきたいと思います。また、皆様に報告できる機会を心待ちにしております。