VISION2028概要

これからも社会から求められる足立邦栄会でありつづけるために、
次代をきりひらくチャレンジを継続します。
~法人にかかわるすべの方のオンリーワンであるために~

理事長よりご挨拶

足立邦栄会は、第二期法人中長期計画VISION2028(2024~2028年度)をスタートいたしました。

6チームからスタートしたVISION2023(2019~2023年度)の成果を土台とし、サービス提供チーム及びブロック運営を中心に、本部を構成する、人財部、財務部、情報マーケティング部の組織体制でVISION2028を推進していきます。テーマは、「これからも社会から求められる足立邦栄会でありつづけるために、次代をきりひらくチャレンジを継続します。~法人にかかわるすべての方のオンリーワンであるために~」としました。多様化する福祉ニーズや日本が直面している人口減少などの課題に対し、法人が提供する既存のサービスだけでは対応することができなくなっています。法人は、社会福祉サービスを基本に事業展開をしていますが、もっと広く地域の一員としてつながりを持つことや、必要とされ、求められているハード、ソフト両面からの社会資源整備など、今以上の領域にチャレンジしていくことで、地域・社会に求められる法人であり続けることができると考えます。

キーワードとした「オンリーワン」は唯一無二、ただひとつという意味があります。法人とかかわっていただいている方を含め、法人から見た人びとの存在は、唯一無二であり、だれひとり同じではありません。とても大切な存在です。法人のサービス提供のキーワード「個別化、尊厳、自己選択」もその方だけの個別化、尊厳、自己選択であり、その方だけのサービス提供でありたいと思っています。一方、法人もその方にとって頼りになる存在でありたいですし、つながることで、双方向でのオンリーワンを目指したいと考えキーワードとしました。5年後には、法人内、施設を超えた豊かなつながりで、法人VISIONにある、「その人にとっての幸せ」をともに生み出し届けられる法人でありたいと思い描いています。

引き続き、この特設サイトでは、さまざまな情報を皆様にお届けし、より多くの方々とつながりをもちつづけ、明るく元気な未来をともに創造していきたいと強く願っております。この特設ページを通して、皆様の「心」にわたしたちの「心」をお届けしていきます。

・・・Heart to Heart・・・

令和6年4月1日

理事長 新井 五輪子

VISION2028の策定

2023(令和5)年度までの5ヶ年計画であったVISION2023は、足立邦栄会がこれまでの事業所(ごとの独立した)運営から、法人(として意思統一された)運営に大きく舵を切るものでした。ゼロベースに近いところからさまざまなアイデアを出して、試行錯誤しながらも多様な取り組みを展開してきました。その過程と成果はとても独創的なものであり、「オンリーワン」な法人に進化していると胸を張れるものだったと思っています。

それを引き継いで2024(令和6)年度からスタートするVISION2028は、 VISION2023で築いてきた法人本部(人財・情報マーケティング・財務の三つの部+サービス提供チーム)の取り組みを、より深化させるものだと言えるでしょう。その策定にあたっては法人の全管理職が参加しました。2023(令和5)年9月4日のスタートアップミーティングを皮切りに、「サービス提供でオンリーワン」「採用・定着・育成でオンリーワン」「地域・社会とのつながりでオンリーワン」「財務規律でオンリーワン」の4チームに分かれ回を重ねた検討作業や、「5年後の社会、5年後の私」を題材にさまざまな分野でご活躍の5名の方々を講師に招いてお話を聴く「インプット」などを経て、2024年(令和6)年1月20日、全管理職参加のコンセンサスワークにおいてようやく完成しました。

VISION2028は、三つの部とサービス提供チームそれぞれが5年後にたどり着きたいゴールを設定し、その存在意義を確認しチームコンセプトを軸として、具体的なアクションプランを策定しています。

VISION2028の具体策

サービス提供チーム

サービス提供チームは笑顔セクションと食セクションを中心とした利用者支援チームです。どちらもVISION2023において法人一体的な取り組みを含めた実績がありますが、VISION2028ではご利用者と地域とのつながりをより意識して取り組んでまいります。

また、「そのひとらしい生活ができる」や「毎日の生活に生きがい・幸福感を感じられる」、「地域の一員として、顔なじみになっている」などの5年後のご利用者の姿を目標に、笑顔・食セクションの取り組みに留まらず、VISION2028の他のチームや各事業所と連携をとりながら、職員がそれぞれの役割・専門性を発揮し、ご利用者支援の質をあげられるよう取り組んでまいります。

[笑顔セクション]

VISION2023ではご利用者・職員という枠組みではなく「かかわるすべてのひとたちが対象」を意識して法人全体で楽しめるように、オンラインで事業所間をつなぎ、ポッチャ大会やクイズ大会などのイベントを企画し、定着しました。更に近隣の中学生がボッチャ大会に参加するなど、地域とのかかわりも少しずつできてきたところです。新たにスタートする VISION2028 サービス提供チームでは、ご利用者と本音で向き合う、安心できる居場所づくり、地域とのつながり等を軸としたサービス提供を行っていきます。笑顔セクションとしては、目指すべきゴールに向かってチャレンジ精神をもってイベント等を企画・運営し、ご利用者をはじめ、皆が笑顔になれるよう取り組んでいきたいと思います。

[食セクション]

今年度より VISION2028 サービス提供チームの食セクションとして始動することになりました。
これまで食事プロジェクトや食チームでは「食の力(パワー)」と「幸せ(=笑顔)」をキーワードに、ご利用者・地域の方・職員に向けて、それぞれの事業所の特性をいかした取り組み(各食事イベント、カフェの活用、地域イベントへの参加など)、法人一体的な取り組み(献立交換、巨大ケーキでデコりんこ、広報紙・インスタグラムによる情報発信など)を実施してきました。

VISION2028においても、食セクションメンバーを中心に各事業所の職員と協働のもと、これまでの良い取り組みの発展的継続、新しいことへのチャレンジをとおして、ご利用者・地域(社会)・職員に貢献します。

人財部

人財部では、法人だけでなく社会のなかでさまざまな活躍ができる人財を採用・定着・育成していきたいと思っています。「足立邦栄会の職員になりたい」と思ってもらえるだけでなく、他の企業様からも「足立邦栄会で働いている職員なら、是非うちでも働いてもらいたい」と思ってもらえる。そんな未来を目指したいと思っています。

また、福祉業界の採用状況が厳しくなってきているなか、様々な人財に働いてもらえるように環境を整えていくことも人財部の役割です。環境に対するアプローチを行える体制を整えます。

人財部は、これらの取り組みを部や各チームだけで動くのではなく、法人全体を巻き込みながら、より大きな取り組みにしたいと思います。

財務部

VISION2028策定の「財務規律でオンリーワンチーム」では「足立邦栄会の信用を高め、希望ある地域・社会づくりに貢献するため、私たちの現状と望む未来を数字で把握し、表現する」というコンセプトを紡ぎ出しました。

まず社会福祉法人として公益性を担保し、適正・健全で透明性のある財務運営の実績を積み上げることが社会的信用につながると認識しています。

そしてご利用者の幸せに寄与する取り組みや、次世代を見据えた事業の継続、社会的課題へのアプローチ、地域貢献・事業展開についてのアクションなど、未来へ向けたあゆみの礎を、根拠を持った数値・指標でわかりやすく表現できる財務部でありたいと思います。

情報マーケティング部

VISION2023から変わらぬキーワードが、「つながる」です。

「つながることの楽しさ・わくわく・しんどさ・億劫を大事にし、そのひとなりのしあわせへ」をコンセプトに、「(ご利用者や施設事業所を含めた)さまざまなひとたちがしあわせに暮らせるまちづくり」を進めること。これが情報マーケティング部の使命です。

VISION2028では、特に、「ご利用者(特に施設のご入居者)が地域とつながる」ことに取り組みます。そして、足立邦栄会を必要としているひとたちとつながり、地域・社会のひとたちや団体、企業、行政や公的機関とつながります。さまざまなひとたちと協働して、地域における「つながりの輪」を育て、豊かにし、暮らしやすいまちづくりに貢献します。

※個人情報の取扱いについては、足立邦栄会プライバシーポリシーに則り、各事業所の管理者があらかじめご本人の同意を得たうえで使用しています。