社会福祉法人足立邦栄会はおかげさまで2020年に20周年(2000年事業開始)を迎えることができました。この間「特別養護老人ホームさくら」「身体障害者療護施設かえで」「介護付有料老人ホームリブインさくら」「身体障害者療護施設みずき」「重度身体障害者通所訓練室ポンテ」「地域包括支援センター鹿浜」「多機能事業所こまえ工房」などの施設を開所し運営してまいりました。
沢山の試練を与えられる都度、支援者の皆さま、地域の皆さまに支えられ、喜びを共にしながら乗り越えることができました。関係者の皆さまには改めてお礼と感謝の気持ちをより明確な形にしていきたいと思っています。同時に当法人が抱える問題も顕在化しており抜本的な解決が必要な時期にもなりました。
多くの問題を解決し、これからも地域に根差した施設づくりを行いながら、社会的弱者の方々の生活支援を増進することを目標に5カ年計画を策定いたしました。ゴールとなる2023年を目指して「ビジョン2023」というプロジェクトネームを抱えて努力邁進していきます。
目的達成のために2019年10月、当法人設立時からかわらない「Heart to Heart」の精神に基き以下のコンセプトを策定しました。
・VISION:目指す社会
私たちは、お互いの違いと存在価値を認め合える社会、幸せを実感できる共生社会を目指します。
・MISSION:(社会的役割、目的)
私たちは、違いを認め合える新しいつながり方を創造します。
・VALUE:(生み出す価値)
私たちは、その人にとっての”しあわせ”を共に生み出し届けます
・ACTION:事業・活動
- 笑顔を届ける(Heart to Heart)
関わる全てのひとたちが笑顔になれるサービスづくり - 地域のランドマークとなる
地域のひとたちがつながれる居場所づくり - 強くしなやかな組織をつくる
働くひとたちが誇りに思える職場づくり
Fes.2020(足立邦栄会20周年記念事業)
プロジェクトが3年目を迎えた2021年の下半期よりチーム編成を新たにして後半戦にむかいます!
1、笑顔チーム
- チームミッション(目的)や目標
笑顔を届ける(Heart to Heart)
~かかわるすべての人たちが笑顔になれるサービスづくり~ - 前半戦のレビュー(ふりかえり)
~リモート開催となった「創立20周年記念ボッチャ大会」~
リモート開催最大のメリットは「移動がいらない」ことです。おかげさまで、ご利用者はいつもの環境でケアを受けながら参加できるボッチャ大会となりました。また、リモートでクイズ大会も開催できました。 - 後半戦に行なっていくこと
☆かかわる人たちが、主体的に「笑顔」で活動している光景。
☆法人全体が多様なご利用者に対して、「笑顔」の支援を提供している。
後半戦は、今までの企画をさらにユニバーサルな形で実施し、立場も関係なく一緒に過ごせる時間の共有をめざし、心の底から笑顔になれる「こころの花」を咲かせたいと考えています。
2、ランドマークチーム
- チームミッション(目的)や目標
地域のランドマークとなる。~地域のひとたちがつながれる居場所づくり~ - 前半戦のレビュー(ふりかえり)
チームさくら・チームみずき・チームこまえの拠点をベースにした3チームで、その地域の特性に合わせた課題やニーズを探る地域活動や地域調査を行いました。2021(R3)年には、その研究発表会を開催しました。 - 後半戦に行なっていくこと
「子どもも、障がい者も、高齢者も、足立邦栄会を自由に使えて、喜んでいる、笑っている。」コロナ禍で停滞しているこれまでの活動を見直し、地域ニーズに合わせたPDCAをランドマークチームで実践、検証していきます。
3、人事考課推進チーム
- チームミッション(目的)や目標
強くしなやかな組織づくり。それに資する人事考課の実施と運営がチームのミッションです。人事考課には「評価」と「育成」の二つの要素があります。厳正な「評価」によって組織は「強く」鍛えられ、「育成」的な関わりで組織に「しなやかさ」が生まれます。 - 前半戦のレビュー(ふりかえり)
年2回の一次考課者ふりかえりと同じく年2回のフォローアップ研修を通して、足立邦栄会の<「育成」に重点を置いた人事考課制度>が定着してきました。人事考課の実施と運営については少しずつ安定軌道に乗ってきたと思います。 - 後半戦に行っていくこと
今後もひきつづき、年2回の人事考課を安定的に執り行い、また令和4年度は被考課者を対象にした人事考課研修に取り組みます。「育成」に重点をおいた人事考課のさらなる定着と浸透を図り、それを通して、強くしなやかな組織づくりに貢献します。
4、食チーム
- チームミッション(目的)や目標
『ご利用者』・『職員』・『地域』の皆様へ「幸せ」をキーワードに、食に関するニーズの掘り起こしから、様々な企画の実践まで、日頃より栄養満点で美味しい食事提供に尽力している食事支援課(科)職員を中心に活動し、食を通して法人が目指す組織作りに貢献します。 - 前半戦のレビュー(ふりかえり)
取り組みを『ご利用者』・『職員』・『地域』に区分し、「記念式典」や「巨大ケーキでデコりんこ」などの各事業所一体化企画、各事業所の特性を生かした独自の取り組みや地域とのつながりづくり、法人内外へ食チームを発信するチーム広報誌「たのしくパクりんこ」の発刊などを行いました。多くの方が食チームの取り組みに参加してくださり、関心をもっていただけたと思います。 - 後半戦に行っていくこと
コロナ禍の動向をみながら、『ご利用者』・『職員』・『地域』の皆様へ、前半戦に具体化できなかった企画を行い、これまで好評をいただいた取り組みを発展・継続させると共に、より多くの方に法人各事業所の一体感や、食を通した「幸せ」を感じていただけるような取り組みを企画・発信していきます。
5、育成チーム
- チームミッション(目的)や目標
キャリアパスに基づき階層に合わせた研修システムを構築していきます。階層に応じた研修をパッケージ化することで必要とされる知識が習得されます。また、事業所単位で行う研修内容の助言を行い円滑に育成ができる体制をつくります。定例で行う新人合同研修会など内容のパッケージ化を図りスムーズに研修が履修できるように整えます。 - 前半戦のレビュー(ふりかえり)
交流として、新人合同研修会や事例検討会を行い、事業所の特徴や抱えている課題など共有する場を作りました。育成の前段階で相手を知ることを目的に行っていきました。事業所から法人へ移行する取り組みとして、各事業所の特徴的な研修を出し合い階層に合わせた研修内容の提案を行ってきました。 - 後半戦に行っていくこと
キャリアパスに沿い必要な研修が法人単位で履修できる体制をつくります。法人の求める人財像を起点に必要な研修が履修でき、個人の育成にもとづく事業所としての幅広い知識で支援に還元できるように取り組んでいきます。
6、情報戦略チーム
- チームミッション(目的)や目標
・地域の安心に寄与すること(地域貢献)
・日々の仕事や支援についての自信と誇りを職員にもたらすこと(職員のエンパワメント)
・ご利用者や福祉現場が、地域や社会と豊かにつながること(豊かなつながりの創造) - 前半戦のレビュー(ふりかえり)
法人HPに「ハートフェス2020」特設ページをつくり、ビジョン2023各チーム及び法人内各拠点の情報発信をするとともに、「私の20年」をテーマにしたリレーエッセイを総勢183名の職員で行ないました。また法人設立20周年記念誌「Heart to Heart 20th」の作成をしました。 - 後半戦に行っていく事
法人ホームページのリニューアルについて、令和5年1月21日完成を目指し、その目的や活用方法など検討していきます。その中で、SNSの活用方法や各事業所・プロジェクトが作成している広報誌の開示方法なども決めていきます。
7、DokiDoki♡2023
- チームミッション(目的)や目標
『みんなを元気にする(元気を探り元気にする方法を探る)』事を目的とし、主に法人職員を対象に元気にする事とビジョン2023を縁の下で支え盛り上げる事をミッションとします。 - 前半戦のレビュー(ふりかえり)
前半戦は法人20周年記念式典を開催するプロジェクトチーム「DokiDoki♡2020」として活動しました。式典ではオンラインでビジョン2023の発表や音楽ワークショップ等を通して法人全体が繋がるようにサポートしました。オンラインでの様々な可能性を見出せました。 - 後半戦に行っていく事
根幹はDokiDoki♡2020の時と同じく、ビジョン2023の盛り上げ役として活動していくことです。『皆を繋げる』から『皆を元気にする』にシフトし、元気とは何かを追求する為、アンケートの実施やビジョン2023の活動成果を職員に浸透させていきたいと思います。
8、財務チーム
- チームミッション(目的)や目標
利用者中心のサービス提供が、私たち法人にとってのミッションです。財務チームのミッションは、それをし続けていくための財務基盤の整備です。経営分析や財務管理に必要な指標を設定・管理し、財務基盤の確立を自律的に構築することを目指します。 - 前半戦のレビュー(ふりかえり)
財務協働作業会や事務長会議、会計顧問による往査を毎月行ってきました。一歩すすんだ経営分析に取り組み理事会へ報告し、また固定資産棚卸を行うなど、「事業所から法人へ」の方針のもと、法人全体での取り組みにトライしてきました。 - 後半戦に行っていくこと
「力をつける」ことが目標です。経営分析、予算執行管理、中長期資金計画策定など、モノとカネの管理にまつわる「力」を組織としてつけていくこと。そのためには個人の能力開発が必要です。また組織のつくりこみや再編成なども必要です。
9、新卒採用チーム
- チームミッション(目的)や目標
法人全体で取り組んでいける新卒採用活動をつくります。
法人や事業所、職員一人ひとりが最高の魅力の発信源となり、未来、共に働く仲間を獲得しよう! - 前半戦のレビュー(ふりかえり)
会社説明会から選考会に繋げるため、(1)エントリーから丁寧な対応(2)説明会での雰囲気づくり(3)説明会参加時の選考会参加へのアプローチを行うことで、足立ブロックで2名・多摩ブロックで2名を採用することができました。 - 後半戦に行っていくこと
今まで取り組んできたこと、新しく取り組むこと、継続することを全員で見直しを行い、チーム内でも役割分担をするなど、持続可能な採用活動を行えるチーム作りを行います。
20周年記念誌「Heart to Heart 20th」のご紹介
20周年記念誌「Heart to Heart 20th」、2021年7月4日の20周年記念式典にてお披露目することができました。
「足立邦栄会のこれまで・現在地・これからをひろく内外にアピールすることで、今後の活動へのエネルギーにしたい」という編集方針の下、利用者さんと20周年を一緒に喜べるようにすること、ビジョン2023の方向性をしっかり伝えること、歴史の積み重ねがあって今があることなどを大事にしました。
また幅広い方にお読みいただきたいと思い、文字を大きめにしたりふりがなを振ったりしています。今回、より多くの方にご覧いただきたいと思い、PDF版を掲載します。下記リンクよりご高覧いただけますと幸いです。
Heart to Heart 20th PDF 10.2MB
最終年度となる2023年度まで、それぞれのチームの活動をこのWEB SITEでご報告してまいります。ご意見やご質問などは「お問い合わせ」ページからお気軽にお寄せください。皆様の参加も大歓迎です。お気軽にお声かけいただければ幸いです。
※個人情報の取扱いについては、足立邦栄会プライバシーポリシーに則り、各事業所の管理者があらかじめご本人の同意を得たうえで使用しています。