みずき・café at での職場体験実習

この職場体験実習は、1回目は令和3年度から始まり、令和4年度で2回目の実施となります。コンセプトは、「特別支援学級に通う児童に職場体験の場を提供して、様々な経験や交流が出来る機会を持ってもらおう」というものでした。この企画がスタートした切っ掛けは、「もうすぐ小学校が夏休みなのですが、学童保育に入れなかったので勤務に入るのが難しいです」といったcaféスタッフからの相談により始まった企画でした。

それならば「みずき・café at」との地域交流として職場体験実習を実施してはどうかと考え、「夏休みの期間に職場体験をして、お子さんの見識を広めてはいかがですか」と、お誘いをしてみたところ、「ぜひ、やらせてあげたいです。お願いできますか?」と、お答えを頂きました。実習受け入れにあたり、衛生検査、怪我をした時のための保険加入の手続き、体験させてあげたい事柄を相談し調整を行いました。

職場体験実習の初日朝は、すごく緊張した表情でcafé atに来られ、テーブルを拭く、お客様に挨拶をするといったお仕事を経験されました。帰る時には、緊張も解けて笑顔で「店長さん、またね」と帰られました。夏休みの期間に数日職場でのお仕事を経験していただき、すべてが初体験で目をキラキラさせながらお仕事をされていました。現場スタッフ達もその様子を見て、気持ちが和み仕事を行う励みになりましたと話されていました。

職場体験実習企画スタートから1年が経ち、また夏休み前となりました。1回目の職場体験実習を経て、令和4年度2回目の職場体験は新たな児童を迎え2名での職場体験実習となりました。1回目の職場体験と同様、caféでのお仕事を経験してもらいました。

職場体験実習は職場体験をした本人にも良い経験となりますが、この企画によって交流出来たご利用者やスタッフにも良い刺激となり、新しい風を施設に呼び込む良い機会だと感じました。そして、この職場体験実習が地域の方に「こんな試みをしている施設・法人がある」と、知っていただけたら幸いです。

最後にこの写真ですが、2年目の職場体験実習を終えた児童が、ご利用者にお礼の手紙を渡している瞬間です。うれしい気持ちが双方から見えて、お互いに楽しそうな情景がわかりとても微笑ましく思えたので載せさていただきます。

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