スタッフ体験談 赤堀さん

特別養護老人ホームさくら 赤堀さん

介護には、これと決まった答えがなく、心理戦になることも。
それが難しくもあり、面白さややりがいでもあります。

赤堀さんの仕事内容を教えてください。

主に食事介助、入浴介助、排泄介助といったいわゆる三大介助を担当しています。利用者さんが困っていたり、支援を求めていたりする時に、声かけをしてお手伝いをすることも仕事です。それ以外に、一緒に働くパートのスタッフへ「あれをやってください」「次はこれをお願いします」というような指示出しをする役割も行っています。

そもそも介護士になろうと思ったきっかけは、何でしたか?

もともと看護師を目指していて、看護の専門学校へ通っていたんです。ですが、通っているうちに僕が目指している道はこれではないかもしれないと思うようになって…。学校を中退してしまいました。そんな時に父から「介護の仕事はこれから伸びると思うし、向いているんじゃないか?」と勧めてもらったことが、介護士を目指すきっかけになりました。

お父さんの言葉がきっかけだったんですね。その言葉を聞いて、赤堀さんはどう感じましたか?

正直なところ、本当に自分に介護の仕事は合っているんだろうか、と半信半疑でした。ですが、夜間の介護専門学校へと進学して、昼間はアルバイトで介護の事業所で仕事をするようになってから、この仕事の楽しさややりがいを知ったんです。利用者さんから「赤堀さんがいると和むね、ほっとするね」という言葉をいただくようになり、利用者さんの笑顔を作ることができるこの仕事を、一生かけてやっていきたいなと思うようになりました。

足立邦栄会に入社を決めた理由は、何ですか?

スタッフ同士の仲がよく、仕事以外でもつながることができる仕組みが充実していたからです。スタッフのストレス解消のためや、部署の違うスタッフとも知り合えるよう、飲み会などのイベントをけっこうやっているということを聞き、そういう場があるのはいいなと思いました。

ご利用者さんと接する上で心がけていることや、大切にしていることは何ですか?

「自分だったらこうしてほしいと思うだろうな」「自分だったらここが不便だと思うだろうな」というように、利用者さんと接する時には自分に置き換えて考えるようにしています。そうすることで、利用者さんが不便に感じていることを察知しやすくなると思っています。

介護の仕事をする上で、難しいな、大変だなと感じる時はどんな時ですか?

落ち着かず、暴れてしまうご利用者さんが時々いらっしゃって、「落ち着きましょう」と声をかけてもフロア中に響くような大声をあげる方も…。そういう時に、どうすればいいのかと悩んでしまうことがあります。あとは、食事を食べなくなってしまった人に食事を食べてもらう方法もよく考えているのですが、まだ答えが出ず、模索しているところです。介護にはこれと決まった答えがなく、言ってしまえば人と人との心理戦です。ご利用者さんは一人として同じ考えや気持ちの方はいらっしゃらないので、その方に合った介護の仕方や接し方を考えるのは、難しいところ。ですが、それが介護の楽しさでもあると思うんです。

難しさが楽しさにもつながっているということですね。その他に、楽しいな、やりがいがあるなと感じるのはどんな時ですか?

やっぱり、利用者さんの笑顔を見ることができた時です。先日も、利用者さんにお酒を提供した時に、お酒好きの方がいらっしゃって、何とも言えない嬉しそうな顔で飲んでいる姿を見て、こちらも嬉しくなってしまいましたね。音楽療法を取り入れているんですが、昔の音楽を流すと「あの頃のことを思い出すわ」と言って、昔のことをお話される方もいらっしゃいます。ふと涙を流す方もいて、そういった時にはもらい泣きしてしまうことも。利用者さんの楽しいな、嬉しいなという感情や、昔を懐かしむ思いに一緒に浸ることができる時、この仕事をやっていてよかったなと思います。

今、頑張っていることや今後の目標を教えてください。

利用者さんには、自分の好きなことをもっとしてほしいと思っています。「足が不自由になってしまったから、これはできないや」と諦めずに、僕がサポートすることで好きなことができる環境にしたいです。なかなか利用者さん一人ひとりに対して時間をとることが難しいのですが、極力利用者さんのお手伝いができるよう、積極的に声をかけてコミュニケーションをとるよう頑張っています。

お休みの日や仕事終わりの時間は、どんなことをして過ごしていますか?

鉄道が大好きなので、あちこちに出かけて鉄道の写真を撮ったり、観光をしたりしています。この間は、希望休を出して日光に出かけてきました。昨年結婚したばかりなのですが、妻の職場の休みに合わせて希望休を出すことができるので、ありがたいですね。仕事終わりには、同じ職場のスタッフと一緒にお酒を飲みに行くこともあって、楽しく仕事ができています。

最後に改めて、赤堀さんが思う介護職の魅力と、足立邦栄会のアピールポイントを教えてください。

僕たちが介助をすることで、利用者さんが笑顔になってくれること。これが、介護職の一番の魅力だと思います。もちろん、気難しい利用者さんもいらっしゃったり、なかなか笑顔になってくれない方もいらっしゃったりしますが、「次は絶対に笑顔にしてやるぞ」という風に常に前向きに楽しんで介護をしています。足立邦栄会は、親睦会や飲み会などを通じて部署の違うスタッフとも年齢や社歴関係なく仲良くなれる機会がたくさんあります。優しくてフレンドリーな人が多いので、初めての方でもすぐに馴染むことができる環境が整っていると思います。入社を考えている方はぜひ、安心して応募してほしいです。

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