スヌーズレンとは、オランダ語の「スヌッフレン(鼻でくんくん匂いを嗅ぐ)」と「ドゥーズレン(うとうとと居眠りをする)」を組み合わせた造語です。みずきのスヌーズレンの活動では、暗くした部屋のなかに、視覚、聴覚、触覚、嗅覚などのいろいろな感覚刺激を味わえるように機器を設置し、ご利用者と職員が一緒の時間を過ごしています。
この空間にいると、ゆっくりとした時間の流れのなかで、とても落ち着いた気分になります。淡く光るボール、流れる映像、柔らかな香り、心地よい音楽、ひとの手のぬくもり。今日はどんな感覚刺激が心に留まるでしょうか?
ふと見上げた頭上の映像を見て、「幻想的ですね」とご利用者が呟きます。「そうですね」と職員が応えます。お互いが感じたことを言葉にしてそっと確かめ合う、そんなコミュニケーションの時間です。