夏場に向けた「脱水症対策」


ご入居者運営懇談会(さくらの会)は、毎月第4週目の日曜日に開催しております。

日々生活をされるうえで、直接的なご意見、ご要望をお聞きする会として、全ご入居者に参加していただいております。毎回、報告事項やご要望に関して、ご返答を分かりやすく議案に掲載し配布しております。

リブインさくらでの行事や取り組み、健康上の留意点など管理職及び各専門職よりご報告させていただいております。

6月25日(日)予定どおりさくらの会を行い、夏場に向けた「脱水予防」に着目しました。通年猛暑と言われ東京では光化学スモッグ発令と共に熱中症や脱水の報道を耳にします。そんな時期でも健康的で生き生きと生活が送れるように予防に努めていかなければいけません。

今回、脱水と熱中症の基礎知識として大塚製薬サプリメントサドバイザー小松様を招き予防策について講義を行っていただきました。自覚症状がなくても脱水に陥ることや対処方法も教えていただき参考になりました。皆さまの健康管理はもちろんのこと、ご自身でも予防に留意し暑さに負けず活動的な生活が送れるよう努めてまいります。

今回の講義の内容から注意すべき事柄をピックアップしてみました。参考にしていただければ幸いです。

脱水症状のレベル

  • Ⅰ度 めまい、立ちくらみ、生あくび、多量の発汗、筋肉のこむら返り
  • Ⅱ度 頭痛、吐き気、倦怠感、脱力感、集中力の低下、判断力の低下
  • Ⅲ度 意識障害、けいれん発作

軽度(〜Ⅰ度)の脱水症状のセルフチェック

  1. 握手して手が冷たければ疑わしい
  2. ベロを出してもらいベロが乾いていたら疑わしい
  3. 皮膚をつまんで、つままれた形から3秒以上戻らなかったら疑わしい
  4. 親指の爪の先を押して赤みが戻るのに3秒以上かかれば疑わしい
  5. わきの下を確認し乾いていたら疑わしい

それぞれのレベルに対する対処方法

  • Ⅰ度 涼しい場所で安静、体を冷やし水とナトリウムを補給する
  • Ⅱ度 医療機関での診察が必要。体温管理、安静、十分な水とナトリウムを補給、経口摂取困難な場合は点滴治療
  • Ⅲ度 入院、集中治療が必要

医療機関での診察が必要?迷ったときの目安

Ⅱ度・Ⅲ度症状の場合

  1. いつもは自分の力で開けられるペットボトルのキャップが開けられない
  2. 意識がはっきりしない(自分の名前・時間がわからない)
  3. 飲み物が飲めない、口からこぼれてしまう

上記のような症状の場合は医師の診察が必要です。